老化が原因とされる飛蚊症ですが、ストレスからも病気を引き起こすとされています。今回は、飛蚊症の原因となるストレスや、生活習慣の乱れについて、詳しくみていきましょう。
ストレスと生活習慣の乱れが飛蚊症を引き起こす
飛蚊症は、眼球内の硝子体がにごることで、視力の低下や視界不良を引き起こす病気です。老化による進行が一般的な病気ですが、ストレスや食生活の乱れといった、生活習慣も原因のひとつとされています。
ストレスと飛蚊症の関係
では、どうしてストレスが飛蚊症を引き起こすのかみていきましょう。ストレスは、現代病とも呼ばれるほど、私たちの生活に身近なものです。
ストレス過多が続くと、疲労の蓄積からさまざまな身体の不調があらわれます。なかでも、ストレスによって発生する活性酸素は、飛蚊症の大敵です。
活性酸素の増加で細胞にダメージが
活性酸素とは、酸化作用の強い物質として知られています。適量の活性酸素であれば、健康に害はありません。しかし一定量を超え、活性酸素が増えすぎてしまうと、体内の細胞にダメージをあたえてしまいます。
眼球内で活性酸素が増えてしまうことで、網膜の細胞を破壊。その結果、硝子体のにごりから、飛蚊症を引きおこしてしまうのです。
食生活の乱れも飛蚊症につながる
食生活の乱れが続くことも、飛蚊症の原因のひとつ。脂っこい食事や、アルコールの摂り過ぎは、内臓への負担を増やすだけでなく、活性酸素を増加させることにもつながります。
ストレスの増加でさらに食生活が乱れる悪循環に
やっかいなことに、ストレスの増加は、食生活の乱れをさらに進めてしまいます。「日頃の疲れや悩みから、ついつい食べ過ぎてしまう」といった経験がある方も多いのでは。
ストレスが増加
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食生活が乱れる
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活性酸素が増加
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飛蚊症のリスク増大
この悪循環が続いてしまうことで、飛蚊症のリスクはさらに増大してしまいます。
ストレス発散で飛蚊症を予防
飛蚊症の発症を予防するためにも、ストレスをため込まない工夫が大切です。
効果的なのが、定期的な運動習慣。運動によって身体を動かすことで、ストレスを発散させる効果だけでなく、運動不足で悪化した体内環境を改善するうえでも助けとなってくれます。
食生活を中心とした生活習慣を整える
運動とあわせて、生活習慣の乱れを改善することも大切です。バランスのよい食事を心がけ、休肝日をもうけるなど、飲酒の量を調整することも効果があります。
また、ルテインなどの天然成分は、眼の健康を維持する働きがあるため、あわせて摂取するとよいでしょう。
ストレスを解消して飛蚊症リスクを軽減させる
飛蚊症は、ストレスや食生活の乱れから起こる、活性酸素の増加が原因のひとつとされています。毎日の生活に、適度な運動やバランスのよい食事を取り入れることは、ストレス解消や体内環境の改善の点からも重要です。
ストレスをコントロールし、活性酸素の増加を抑制することで、飛蚊症のリスクを軽減できるよう取り組んでいきましょう。