ルテインは野菜などの食べ物に多く含まれる成分で、目の健康に良いとされることから注目されています。今回は、ルテインが多く含まれる食べ物と、そのおいしい食べ方についてご紹介します。
おいしい食事で目を健康に
ルテインは、目にダメージを与える紫外線などを吸収する働きを持っています。目の健康には欠かせない成分ですが、ルテインは体内で生成することができません。
そこで大切になってくるのが毎日の食事。まずはルテインが多く含まれる食べ物を見ていきましょう。
野菜に多く含まれるルテイン
ルテインを含む食べ物は緑黄色野菜に多く、種類の数も豊富です。なかでもケールとほうれん草はルテインの含有量が多いことで有名。そのほかにも、ブロッコリー・かぼちゃ・グリーンピース・にんじん・とうもろこしなど多くの野菜に含まれています。
野菜以外にも卵の卵黄に含まれており、これらの食べ物を組み合わせて調理すると良いでしょう。
ルテインを効率良く摂取するおすすめの食べ方
さまざまな食べ物に含まれているルテインですが、せっかく摂取するならよりおいしい食べ方をしたいですよね。ここからはルテインの摂取効率にも注目しながら、おいしい食べ方についてご紹介していきます。
油といっしょに摂取する
ルテインには脂溶性という特徴があり、油といっしょに摂取すると吸収効率が高まる性質があります。ルテインを含む食べ物を調理するときは、炒め物や揚げ物などを選んであげると、より効率良く摂取できるでしょう。
ルテインは熱に強い点も安心。野菜などは熱を通すとかさが減るので、食べる量の負担を減らすことができます。
レシピ1.ほうれん草のソテー
ルテイン含有量が豊富であるほうれん草は、使い勝手の良い食べ物です。料理の幅も広く、様々な形で食卓に並べることができます。
おすすめはほうれん草のソテー。ベーコンなどを加えれば油分も増え、効率良く摂取できます。彩りにコーンや卵黄を加えると、ルテインをより多く摂取できます。
オイルドレッシングを使う
炒め物や揚げ物はカロリーも気になるでしょう。そんな方には、オイルドレッシングがおすすめ。カロリーの低いサラダなどをつくるときにオイルドレッシングをかけてあげれば、ルテインの吸収を高め、カロリーを抑えることができます。
最近は低カロリーのドレッシングも多く販売されているので、お好みのものを選んでアレンジしてみてください。
レシピ2.エビとブロッコリーの彩りサラダ
ブロッコリーはルテインが含まれるだけでなく、食感も楽しめる食べ物です。そこにエビ、ゆで卵を加えオイルドレッシングで味付けします。彩りも華やかなサラダの完成です。レタスなどを加えれば、よりボリュームが出るでしょう。オイルドレッシングは味付けも多彩なので、様々な味を試してみましょう。
魚といっしょに摂取する
魚に含まれるDHAは、ルテインと同じく目の健康に良い成分です。DHAは魚油の中に含まれているため、いっしょに食べればルテインの摂取効率もアップ。DHAが持つ健康作用との相乗効果も期待できます。
レシピ3.サバ缶とミックスビーンズのサラダ
エンドウ豆などに含まれるルテインと、サバから取れるDHAの組み合わせレシピです。味付けは塩コショウとマヨネーズで調整し、レタスなどを添えれば手早く完成する時短レシピに。マヨネーズも油分を含むため、ルテインの吸収を助けてくれるでしょう。
おいしい食べ物から効率良くルテインを
油分や魚との組み合わせを工夫するだけで、ルテインはより効率良く摂取することができます。さまざまな食べ物の中から、自分の食生活に合わせたおいしい食べ物の組み合わせを探してみてください。
ご紹介した内容を参考にしながら、お好みの食べ方でルテインを上手に摂取しましょう。