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飛蚊症と白内障の関連性

飛蚊症と白内障の関連性

どちらも眼の見えかたに大きく関係する、飛蚊症と白内障。今回は、「白内障の手術後に飛蚊症は悪化するの?」という疑問にお答えしながら、飛蚊症と白内障の関連性についてご説明します。

飛蚊症と白内障の症状とは?

まずは、白内障と飛蚊症、それぞれの症状についてみていきましょう。

白内障とは?

加齢などから発症することが多い白内障。白内障とは、眼球内のレンズの役目をはたす、「水晶体」のにごりが原因となって起こります。

このにごりが、眼に入る光を遮ってしまうため、ものをはっきりと見ることができず、視力の低下や、景色に靄がかかったような症状につながります。

飛蚊症とは?

飛蚊症とは、水晶体のうしろにある、硝子体のにごりが原因となって引き起こされます。このにごりが、外から入ってくる光を邪魔し、影をつくってしまうのが飛蚊症。

ゴミのようなものや、糸くずのようなものが、まるで「蚊が飛んでいる」ように視界を邪魔するため、このような名称で呼ばれています。

それぞれ症状を起こす部分が違う

覚えておきたいのが、飛蚊症と白内障では、それぞれ症状を引き起こす部分に違いがあるということ。

白内障は、眼球内の水晶体のにごりが原因です。いっぽう、飛蚊症は、水晶体のうしろにある硝子体のにごりが原因となります。「水晶体のうしろに硝子体がある」という前後関係も、大切なポイントとなってきます。

白内障の手術で飛蚊症が悪化するのか?

さて、飛蚊症と白内障の関連性で、たびたび耳にするのが、「白内障の手術後に飛蚊症が悪化した」という声。なぜこのような声が聞かれるのか、解説します。

白内障の手術は水晶体のにごりを除去する

白内障の手術では、原因となる水晶体のにごりを取り除くことが目的です。まず水晶体のにごりを除去し、そこに新しいレンズの役目をはたす「眼内レンズ」を入れます。

白内障のにごりを取り除き、新しいレンズを入れることで、それまで遮られていた光の量が増し、クリアな視界に近づけることができます。

手術後の光度アップで硝子体のにごりが目立つ

ここで問題となるのが、硝子体の状態。先ほど、飛蚊症と白内障では、原因となる部分が違うとご説明しました。

白内障の原因となる水晶体のうしろに、硝子体は位置しています。この硝子体が、手術前からにごっていた(もともと飛蚊症を発症していた)場合、手術によって回復した光度が、硝子体のにごりをより目立させてしまうことにつながります。

そのため、「手術をしたから飛蚊症が悪化した」と誤解を生む結果になってしまうのです。

眼の健康を守るルテインを活用する

飛蚊症と白内障は、原因となる部分の違いから「白内障の手術で飛蚊症が悪化する」といった誤解を生むことがあります。スムーズな治療の助けとなるよう、正しい情報を知っておくことが大切です。

また、手術後の眼の健康をお考えなら、ルテインが効果的。天然成分ルテインは、眼の健康を守る幅広い効果が知られており、術後の健康維持に最適。正しい情報と、天然成分の力を活用して、眼の健康をしっかりと維持していきましょう。

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