目の健康に効果のあるルテインとアスタキサンチン。名前は知っていても、それぞれの効果の違いまではなかなか知られていません。今回はこのふたつの成分の効果と違いをご紹介します。
生活スタイルの変化が目の負担に?
最近どうも目の調子がよくない。そう感じることはありませんか?その理由は生活スタイルの変化が原因かも知れません。ルテインやアスタキサンチンが注目され始めたのは、目の負担が増大した社会生活と深く関係があります。
目に負担をあたえやすい社会生活
気付いたらスマートフォン(スマホ)やパソコンを長時間使用していた。そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?スマホやパソコンは大変便利なツールですが、画面から発せられるブルーライトは目にダメージを与えてしまいます。
目の疲れやかすみ、ドライアイなどの症状を引き起こすだけでなく、睡眠リズムを狂わせるなど、身体に負担をかけてしまうデメリットも持ち合わせています。こうした社会生活の変化から、目の負担を軽減する対策が必要となってきました。
目を守るふたつの成分の効果
では、目の健康を守るためにはどんな成分が良いでしょうか。おすすめは、ルテインとアスタキサンチンです。このふたつの成分は、目にかかる負担を軽減する働きを持っており、目のトラブルに悩む方の助けとなってくれます。それぞれの効果の特徴を見ていきましょう。
ルテインの効果
ルテインは、目の黄斑(目の奥にある細胞の集まり)に多く存在する色素成分として知られています。紫外線やブルーライトは、光の刺激で目の細胞にダメージを与えますが、このダメージを軽減する働きをするのがルテインです。
ルテインは紫外線やブルーライトから発する、青い波長の光を吸収。目にダメージを与える光そのものから、目を直接保護してくれる働きを担っています。
アスタキサンチンの効果
アスタキサンチンは、ルテインと同じく自然界に多く存在する色素成分です。若々しい体を保つとして注目されている抗酸化作用を持ち、その作用は疲れた目にも効果を発揮。また、紫外線やブルーライトが目に与えたダメージに対しても働くことがわかっています。
アスタキサンチンは人の体内で作られることはないので、食べ物やサプリメントから摂取することが必要です。
効果の違いから目の状態で成分を選ぶ
ルテインとアスタキサンチンはダメージから目を直接保護する働きがあります。光の刺激や長時間の疲れから目を守りたい方は、ルテインを摂取。すでに目の疲れやかすみなどの症状が出ているならば、アスタキサンチンを摂取すると良いでしょう。
最初はアスタキサンチンで目の回復を促し、落ち着いてきたらルテインで目の健康を予防する、といった使い分けも効果的です。
ふたつの成分を使い分けて目のケアを
ルテインとアスタキサンチンは、その効果から私たちの目をトラブルから守ってくれる頼りになる存在です。それぞれの働き方の違いを理解することで、より効果のあるケアにつなげることができます。
目の健康は毎日の生活に密接に関係する部分です。今回ご紹介したふたつの成分を上手に使い分けながら、目の健康を維持していきましょう。