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ルテインは目に良いの?

ルテインは目に良いのか

目に良いとされている栄養素として注目されているルテイン。他にもたくさんの栄養素がありますが、それぞれにどのような作用があるのでしょうか。いろいろな栄養素の特徴・効能をまとめました。

目によい4つの栄養素

目によい栄養素には、一体どんなものがあるのでしょうか。また、どのような食品に含まれているのかを見ていきましょう。

ルテイン

紫外線やパソコンなどの青色の光から目を守ってくれる遮光効果や、目の老化である酸化を防ぐ、抗酸化効果があります。ほうれん草やケールなどの緑黄色野菜に多く含まれているので、ほうれん草のバター炒めや青汁として摂取すると良いでしょう。

アントシアニン

目の網膜にロドプシンという視覚情報伝達物質があり、目が疲れると働きが弱まります。アントシアニンは、摂取後すぐにロドプシンの活性化に作用し、視力の回復に役立ちます。

しかし、その効果はほぼ1日で消えるため、毎日の摂取が必要。ブルーベリーに含まれているのは有名ですが、北米原産のベリー系の果実アロニアに良質のアントシアニンが豊富に含まれています。

DHA

網膜や視神経に含まれているDHAは、細胞を柔軟に保つはたらきがあります。網膜や視神経が柔らかくなることで、情報伝達がスムーズに行われすみやかに脳に伝達されるのでものがはっきり見えるのです。

DHAは血行を良くする作用もあるので、網膜や視神経に栄養が十分にいきわたり、目の組織を活性化します。DHAは青魚に多く含まれており、鮮度の良い旬の魚を食べると良いでしょう。

アスタキサンチン

目を酷使すると筋肉が疲労し、ピント調整機能がうまく働かなくなるのが視力低下の原因です。アスタキサンチンは目の網膜に直接はたらき、抗酸化作用により目の筋肉のピント調整機能を回復させ、視力を回復させてくれます。

アスタキサンチンは天然の赤色色素で、カニの甲羅や鮭、オキアミやサクラエビなどの甲殻類に抱負に含まれています。

特に注目が高まる「ルテイン」

これまでご紹介した栄養素の中でも、眼球の水晶体に作用できる物質として、ルテインは特に注目を集めています。

眼の老化現象である白内障は、眼球の水晶体が酸化して白く濁る病気ですが、ルテインは抗酸化作用により白内障に効果があるとはっきり認められた唯一の栄養素。そのため、「白内障の特効薬」とも言われています。

遮光作用が目の老化防止に役立つ

ルテインが優れているのは、白内障に対してだけではありません。加齢が原因で起こる目の病気、「加齢黄斑変性」に対しても効果があります。

黄斑部とは、見えるものを判断する目の重要部位で、目に有害なブルーライトや紫外線を遮光する機能を持っています。

しかし、年齢とともに黄斑部の機能が低下することで目に有害な光を取り入れてしまいます。それにより、そこから目の酸化が始まり、視力低下につながることに。ルテインは黄斑部に含まれており、この遮光する作用を高めます。

目の健康にルテインを

さまざまな目の栄養素の中でも、ルテインは特に視力回復には効果的と言えるでしょう。情報化社会が進み、スマホやパソコンの画面を見ない日はありません。

しかし、その分ブルーライトのような目に害のある光を浴びているため、毎日の対策が必要です。

ルテインは、目の老化を防ぎ目への刺激となる光を遮る成分を持っているので、毎日適切な量を摂取して目の健康を保ちましょう。

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