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ルテインが視力に与える影響について

ルテインが視力に与える影響について

目によいと言われるルテインですが、実際に視力にはどのような影響があるのでしょうか。ルテインが視力低下の改善につながる仕組みとルテインと視力の関係について知っておきましょう。(軽い近視・遠視・乱視を除く)

視力低下の原因

まずは病気や加齢による視力低下の原因について見てみましょう。(軽い近視・遠視・乱視を除く)

白内障によるもの

眼の水晶体が濁ってしまい、視力に影響を及ぼす白内障。加齢とともに発症される方も多い病気です。

黄斑変性によるもの

網膜の「黄斑」に異常が発生する「黄斑変性」も視力に大きな影響を与えます。視界の中心がぼやけたり、視界に黒いシミを感じたら黄斑変性かもしれません。

緑内障(眼圧)によるもの

眼圧が上昇することによって、視野が狭まる緑内障。中高年の方に多い病気です。

糖尿病によるもの

糖尿病も視力低下に関わっています。高血糖の状態だと、網膜の細かい血管が詰まりやすく、血行不良を引き起こすことに。その結果、白内障や糖尿病網膜症を引き起こす可能性があります。

紫外線や有害な光

長時間、紫外線や有害な光(パソコンやスマホなどからの青い光)にさらされると、目の老化が促進され視力の低下が進むことに。遺伝や衝撃についてはルテインで防ぐことはできませんが、目の使いすぎや紫外線などについては、ルテインが効果を発揮します。

ルテインの効果

ルテインにはどのような効果があるのでしょうか。ルテインの働きについてみていきましょう。

遮光効果

ルテインは、紫外線やパソコンなどからの有害な青い光を遮る、青色光遮光効果があります。目に有害な光を吸収し、ダメージから守ってくれるのがルテイン。

例えて言うならば、ルテインは目の日焼け止め。これにより、刺激のある光から目を守り、視力低下を防ぐ働きがあります。

アンチエイジング効果

ルテインが持つ抗酸化作用は、体が酸化して錆びつくことを防ぐもので、老化防止に役立つ成分。目も年をとると酸化して、白内障や黄斑変性症などを引き起こしますが、ルテインの抗酸化作用によってこれらを防ぐことに。その結果、視力の低下から守ってくれることにつながります。

血管強化

ルテインには血流を改善して、血管を強化するという作用があります。また、ルテインは体内に吸収されると、その一部が眼球に集まる栄養素。

そのため、ルテインを摂取すると目の血流が良くなります。また、目のピントを合わせる毛様体筋が活性化されることにより、視力改善の効果が期待できます。

ルテインで視力は回復するのか

ルテインの持つ「遮光効果」「若返り効果」「血管強化」は、どれも視力低下を防ぐことにつながります。しかし、ルテインは薬とは違い、体に必要な栄養素の一つであることを忘れないでください。

過剰摂取は控えましょう

また、早く視力を改善したいからと言ってむやみにルテインを摂取しても意味はありません。適切な量のルテインを毎日続けて飲むことが重要です。

目の健康にも気づかいを

まずは目の健康に気をつけてみましょう。ルテインを飲んでいるから、目を酷使しても大丈夫ということではありません。

適度に目を休ませる、暗いところで本を読んだりスマホを操作したりしない、パソコンからの青い光を遮るといった対策も必要です。このような対策とルテインの摂取を組み合わせることで、視力低下を防ぎましょう。

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