このエントリーをはてなブックマークに追加

白内障の手術後に気を付けるべきこと

白内障の手術後に気を付けるべきこと

白内障の手術で大切なのは、術後できるだけ目をケアすることです。どんな点に注意しながら生活したらよいのでしょうか。術後の過ごし方についてみていきましょう。

なぜ術後にケアが必要なのか

白内障の手術後で、心配しなければならないのが目の感染症。手術直後は眼球の傷口が完全に閉じていないため、そこからばい菌が入ることがあるためです。

もう1つ心配なのは、目を擦ったりぶつけたりすることによる直接的なダメージ。術後1か月間は、特に慎重に生活することが重要です。

日常生活の中で気を付けること

手術後、日常生活の中で特に注意すべき事柄についてみていきましょう。

入浴

術後1週間以内は、洗顔や洗髪はできません。首から下であれば術後3日後から入浴可能ですが、1週間経過し洗顔ができるようになっても、目を強く圧迫してはいけません。シャンプーが目に入らないように気を付けましょう。

食事

からし、わさびなどを使った食べ物は目の刺激となるので控えます。またお酒などのアルコールは白内障の炎症を悪化させる原因になるので、1週間は我慢しましょう。

家事

食事の支度や洗濯などは、普段どおりおこなって問題ありません。ただし重いものを持ったり、下を長い時間向いておこなう作業などは、術後1カ月は避けるようにしてください。

仕事や運動で気を付けること

白内障の手術後は、仕事や運動においても、その内容によっては注意しなければならないものがあります。

仕事

デスクワークなど事務系の仕事であれば、白内障の手術後3日から可能です。適度な休憩をとって目を休ませながら進めてください。肉体系の仕事の場合は、目への負担が大きいため、最低1週間は控えるようにしてください。

運動

散歩程度であれば、術後3日後からおこなえます。ジョギングなど汗をかくスポーツは最低1カ月待ちましょう。

水泳は汚染された水で目を傷める可能性がありますから、術後3カ月以上は控えるようにしてください。目にゴミなどが入りやすいスポーツも同様です。

点眼やメガネで気を付けること

白内障の手術後しばらくは、点眼をしなければなりません。メガネに関しても気を付けるべきポイントがあるので、ここで合わせて見ておきましょう。

点眼について

白内障の手術後約1~5か月は、医師の指示に従い点眼をおこないます。点眼は細菌感染を防ぐもの、炎症をとるための点眼になります。毎日3回おこないますが、朝・昼・夕と、毎日の生活の中で規則正しくおこないましょう。

メガネの使用について

多くの人は術後、いままで使っていたメガネが合わなくなります。さらに術後は、まぶしさを強く感じることがあります。目が落ち着くのにしばらく時間が必要です。新しいメガネは術後1か月以降にお作りください。

術後はできるだけ安静に

白内障の手術が成功したといっても、目の状態が安定するのに時間が必要です。医師の指示に従い、できるだけ目の負担となる行為は避けることが大切。

術後できるだけ安静にすれば、それだけ早く元のような生活がおくれるようになります。少しでも目に不安な作業をおこなう場合は、事前に医師に相談するか、作業を控え、目を休ませるようにすることが大切です。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連する記事