ルテインでドライアイが改善するって本当?目の健康に良いルテインですが、ドライアイとの関係性はなかなか知られていないもの。今回は「ルテインはドライアイに効果があるのか?」この疑問におこたえします。
ルテインで体内からドライアイを治す!?
多くの人を悩ますドライアイ。その症状は様々で、目薬などで対処されている方も多いのではないでしょうか。まずはドライアイの症状と合わせて、ルテインの作用をそれぞれ確認してみましょう。
現代人を悩ますドライアイとは
ドライアイとは、目を保護する涙の量が不足することで、目の表面に傷ができてしまう病気のこと。目のかわきや充血、光がまぶしいなどの様々な症状を引き起こします。
ドライアイは現代病のひとつ
ドライアイの発症要因としてあげられのが、目の蓄積疲労。スマートフォン(スマホ)やパソコンの普及は目の負担を増加させ、ドライアイを引き起こす原因となっています。
コンタクトレンズやエアコンの普及も原因のひとつで、こうした生活スタイルの変化が、ドライアイ患者の増加と密接に関わっていると言えるでしょう。また体質的に涙の分泌量が少ない人もドライアイを発症しやすい傾向にあります。
目の健康に注目されるルテイン
ドライアイなど目のトラブルの増加に合わせて、目の健康への関心も高まってきました。そこで注目したいのがルテインです。
目の健康を支える「デキる色素」
ルテインとは目の黄斑部分に多く存在する色素で、目の健康を支える働きをしています。
紫外線などの強い光は、目の網膜を刺激してダメージを与えます。スマホやパソコン画面などから発せられるブルーライトも同様です。こうしたダメージが蓄積すると、目の疲れや充血などドライアイの症状を引き起こし、日常生活に悪影響を与えてしまうのです。
そこで頼りになるのがルテイン。ルテインは紫外線やブルーライトが発する青い光を吸収し、抗酸化作用の働きで体に悪いとされる活性酸素から目を保護してくれます。
本題「ルテインはドライアイに効くのか?」
こうしたルテインの効果はドライアイにも効くのか。答えは「イエス」。その理由として次のようなものがあげられます。
1.ルテインの働きがドライアイ対策にマッチしている
ドライアイの発症要因には先天的なものだけでなく、生活スタイルの変化もあげられます。なかでもブルーライトはその主要因ですが、このブルーライトから受けるダメージから目を守ってくれるのがルテインの働きです。
ドライアイの発症要因への対抗策として、ルテインの働きはまさに最適。ルテインがドライアイに効果があると言える理由のひとつです。
2.体内から直接作用する
ルテインは体に吸収されると、そのほとんどを網膜や水晶体など目の保護のために使います。間接的に目に作用するのではなく、体内から直接目に作用するため、ドライアイ対策により効果を発揮。
また、ルテインは緑黄色野菜などの食べ物から摂取することができます。普段の食生活などを工夫するだけで、摂取するルテインを増やすことができ、ドライアイ対策を日常生活から行えるメリットも持っています。
ドライアイだけでなく、目そのものを守るルテインは強い味方
こうした働きから、ルテインは目そのものを守る色素として、ドライアイ対策に効果的だと言えるのです。目薬やメガネなどで対処療法的に向き合ってきたドライアイ。そのドライアイを、体内から治すという点で、ルテインは非常に頼もしい存在です。
ルテインが多く含まれる緑黄色野菜はもちろん、手軽なサプリメントを利用することで、より効率的なドライアイ対策に繋げていけるでしょう。