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ルテインと黄斑色素の関係

ルテインと黄斑色素の関係

目の健康にとって核となる色素・ルテインは、目の悩みがある方にとって強い味方。黄斑色素と呼ばれるルテインは、眼病疾患や紫外線から目を守る効果があります。今回は、ルテインの働きと黄斑色素についてご紹介します。

目の健康を守る色素ルテイン

目の健康を守ることで知られるルテイン。このルテインは黄斑色素と呼ばれる色素の一種です。まずはこの黄斑色素とルテイン、それぞれにについて見ていきましょう。

黄斑色素とは?

黄斑とは目の水晶体の真後ろに位置する細胞の集まりです。物の見え方に大きく影響する部分で、視力は黄斑の働きによって決まります。黄斑に異常が出ると、すぐさま視力が悪化してしまうなど健康に影響を与えることも。

その黄斑に作用する色素こそ、黄斑色素です。黄斑部には黄斑色素濃度という目の健康のバロメーターがあり、黄斑色素はこの濃度を高めることで、健康に導く働きをしてくれます。目の健康に良い色素と呼ばれるのはこれらの作用によるためです。

ルテインとは?

この黄斑色素のひとつがルテインです。ルテインは人間の目や肌、脳にまで存在し、体の健康を保つ働きをします。特に紫外線などから目を守ることが効果のひとつ。紫外線は体に有害な活性酸素を発生させます。目はその刺激を直接受けてしまうため、紫外線対策が大切な部分です。

ルテインは抗酸化作用に優れており、有害な活性酸素の働きを抑え、紫外線などの光刺激から体を守る機能を果たしてくれます。

ルテインの働き方

紫外線から目を守ってくれるルテイン。その働き方を見ていくと、「色素」との関係性が見えてきます。

鍵となる「色素」の違い

そもそも色素とはどんなものなのでしょうか。色素はその名の通り、色の素(もと)となる物質のことです。この色素の違いにより、物の色は変化しています。

赤い色素を持った花なら赤くなり、紫の色素なら紫色になります。こちらも目の健康に良いとされるブルーベリーが紫色をしているのも、色素が紫だからです。

黄色い色素ルテイン

ルテインは黄色い色素を持っており、黄斑の「黄」はこのルテインの色素作用から細胞が黄色くなるためこう呼びます。

ここで重要となってくるのが紫外線の色。紫外線は青い光を発しています。すると色の特性から青は黄色に吸収されるという性質を発揮し、黄色いルテインは青い紫外線を吸収する役目を果たしてくれるのです。

ルテインを摂取することで眼病を予防する

紫外線から発生される活性酸素の働きを抑え、紫外線の青い光を吸収する。こうした働きが、ルテインが目の健康に良いとされる理由です。

ルテインは緑黄色野菜に多く含まれています。ほうれん草やケールなどは特に豊富で、目の健康が気になる方は意識して摂取するとよいでしょう。また手軽に摂取できるサプリメントなどで補うのもおすすめです。

黄斑色素ルテインで健康なアイライフ

視力の低下だけでなく、白内障や緑内障など、目の病気は毎日の生活に大きく影響を与えます。物が見づらい、ゆがむといった症状は、非常にストレスを感じるものです。

目の健康を保つことは、毎日の生活を保つことにも繋がってきます。今回ご紹介したルテインを摂取するなど、健康なアイライフで明るい毎日をお過ごしください。

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