目の健康に欠かせない成分のルテインですが、1日の摂取量はどの程度が適切なのでしょうか?また、どのように摂取すればよいのか?ルテインの摂取量の目安と摂取方法をまとめました。
目の健康とルテインの関係
なぜ目の健康にルテインが有効なのでしょうか。ルテインは網膜の一部である黄斑部に多く含まれています。そこで、紫外線や有害な光からの刺激から目を守っている成分がルテインなのです。
また、強い抗酸化作用をもっているので、目だけでなく肌のアンチエイジングやがんリスクの軽減にも効果があるという研究結果も発表されています。しかし、体内のルテインは年齢とともに減少していくため、適切な摂取量のルテインが欠かせません。
ルテインの適切な摂取量は
では、ルテインの1日の摂取量はどの程度にすればよいのでしょうか。通常であれば6~10mg程度摂取すればよいと言われています。白内障など、目の病気を患っている方であれば、10~20mg程度の摂取量をおすすめします。
意外に少ないように思われますが、これをルテインが含まれるほうれん草の量に換算すると、6mg摂取するために60~80g(約1/2束)が必要です。
ルテインの摂取方法
1日に適切な摂取量を保つには、どのような摂取方法が良いのかをご紹介しましょう。
ほうれん草の油炒め
ルテインは脂溶性なので、油炒めなどの料理で食べると吸収量が高くなります。調理法としては油炒めがおすすめです。お湯で煮てしまうとルテインは溶け出してしまうため、摂取量が減少してしまうので注意して下さい。
青汁
ケールもルテインが豊富に含まれており、100gに対して20mgと、ほうれん草の倍のルテインが含まれています。ケールは苦味が強く、そのままで食べるのは困難なため、青汁などにして飲んで必要量を摂取するといいでしょう。
サプリメント
食物からルテインを摂るのが理想的ですが、必要な摂取量を毎日確保するのはかなり困難です。また、食費も上がってしまいますし、同じようなメニューを毎日食べるのも飽きてしまいます。
そのため、毎日の摂取であればサプリメントから摂るのがよいでしょう。ただし、合成ルテインのサプリメントも出回っており、過剰摂取による副作用も出やすくなるので、サプリメントを選ぶ際は天然成分ルテインを含んだものを!
大事なのは摂取し続けること
これはルテインに限らす、どのような栄養成分についても言えることですが、大事なのは毎日必要な量を摂取しつづけることです。「症状が改善されたからやめた」ということでは、また元の身体に戻ってしまいます。目やお肌の健康を維持するためにも、ルテインの適切な摂取量を確保し、正しく摂取し続けていきましょう。